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October 6, 2023
  • 採用インタビュー

社員インタビュー No,3 チームで作ったものが、感動を生み出す喜び

大学2回生の時に受講した、プレゼミでの体験が原点だと語る田中さん。

1社目に就職した、スーツを中心に販売する大手アパレルメーカーでは、店頭に立って接客することでコミュニケーションスキルを学び、2社目の広告代理店では、営業担当としての経験を積んできました。
そして昨年、広告制作会社・代理店のアコーダーに入社。

現在はクライアントリレーション部に所属し、会社の窓口として進行管理を担当している若手の中心社員の一人です。

転職し、職種を変えることで悩みながらも、常にモノづくりの喜びや感動を求めてきたという田中さんに、普段は同僚のライターが話を聞きました。

大学のプレゼミでの経験が原点

- 大学で学んだことで一番印象深かったのは?

商学部に入学して、マーケティングや簿記などいろいろ学んだんですが、一番記憶に残っているのは2回生後期のプレゼミ(3回生からの専門演習に入る前の入門的なゼミ)で参加した「文理融合プロジェクト」です。

理系学部の教授が開発した技術を用いて、文系学部の私たちが、いろいろなアイデアを創出するというものでした。

ゼミの先生がすごくおもしろくてパワフルな方で….
まず全員をグループ分けするんですが、その方法から変わっていて。

普通の決め方はダメだから決め方から自分たちで考えなさいって指示が出るんです。

みんなでいろいろ相談して、それぞれの兄弟構成で分けようってなりました。長男・長女・次男・次女…がバランスよく分かれるように4人ごとのチームに分かれて、そこからどういうアイデアがいいんだろうって、意見を出し合いました。

そもそも理系の技術を用いるのでその理解にも時間がかかりますし、ただアイデアを出すのではなくて、社会の様々な課題を解決するビジネスプランとして成立していなければならなかったので、すごく悩みましたね。

- チームで頑張った結果はどうでしたか?

毎週プレゼミ内で発表があったので、授業終わりに集まったり、みんなのバイトが終わってからSkypeで話し合ったりして資料も作りました。

パワポの資料もアニメーションをつけたりして凝ったものにするという暗黙の了解があったり、カンペは極力見ないで前を向いて発表するという決まりがあったり…

資料を作って発表までもってくのが本当に大変で、たまに意見がぶつかって喧嘩することもありました。最終発表前はチームメイトが私の家に泊まり込んで作業したりもしていました。

最終発表はグランフロント大阪で産学官参加のもと、投票でチャンピオンを決めるというものでした。

3つのゼミから計11チームが参加しており、私たちのチームは残念ながら入賞はできなかったんですが、提案した商品がチョコレートだったこともあり、バレンタインの期間限定で商品化してもらえることになりました。

- 店頭に商品が並んだんですね。

事前にいろいろな企業様のご協力もあって試作品は作っていただいたんですが、そこから本当に商品化までできると思っていなかったので、店頭で販売されているのを見たときはめちゃくちゃ嬉しかったですね。

「文理融合プロジェクト」は、今思い出してもしんどかったなと思うくらいで、実際貧血で倒れましたし…..自分にとっては心身共にギリギリまで頑張ったという実感がありました。

でもそこまで真剣に考え、チームの中で意見がぶつかったりしながらも、みんなでひとつのモノを作り上げるという経験ができたことが良かったです。

自分たちが考えたものがカタチになって店頭に並んで、たくさんの人に食べてもらえるのって、何てワクワクすることなんだろうって。

私は実は、高校2年の時までは医療系に進もうと思って理系のコースを選んでいたんです。

でも、3つ上の姉が経営学部に進んだことから文系の学部にも興味持って、いろいろな大学のオープンキャンパスに行って、商品開発やマーケティングっておもしろそうだなと興味を持ち、商学部に進学することになりました。

そんな風に悩んだ結果、このゼミを選んだことでこんなにいい経験ができたので、あの時迷いながらも理系から文系に志望を変更してよかったなと思いましたね。

接客は、人と人との出会い

- そこから就活はどのように行ったの?

プレゼミで商品開発をした後、3回生のゼミでも同じように商品開発をいくつか行っていたんですが、そのゼミでは商品化した後にどう戦略を立てて販売していくかというところまで勉強していたこともあって、商品開発をもっと極めたいというよりは、販促や広告などの広報的な仕事に興味を持っていました。

ただ入社してすぐに夢が実現するとは思っていなくて、最初は販売でも営業でもいいので、いずれできればいいな…と思っていました。

そこで、洋服や化粧品が好きだったこともあって、アパレルやコスメのメーカーを中心に活動しました。
いずれは、そういったメーカーの広報担当に…そんな思いでした。

- 新卒で入社したのはどんな会社ですか?

大学卒業後は、スーツを中心に衣料品全般を販売している大手アパレルメーカーに入社しました。

広報の仕事がしたいという思いもあったんですが、その会社は面接の際に、1次から最終まで毎回フィードバックをしてくれたり、内定後に人事の方が私の相談の電話に1時間以上応じていただいたり、とても親切で。

何百人もいる内定者に対してこんなに真剣に丁寧に向き合ってくれる会社っていいなって感銘を受けました。

入社後は、大阪の店舗に配属されて、店頭でスーツを販売しました。

大阪は全国で一番大きな店舗だったので、とにかく忙しいお店でしたが、その分多くのお客様の接客ができたのはすごくいい経験でしたね。

スーツって毎日の仕事着でもありますが、冠婚葬祭や成人式、入学式など人生の節目というか、大事な時に必要なものでもあって、そういう方々のお手伝いができるというのはやりがいがありました。

特に、入社したての頃に、2着購入するか3着購入するか、とても迷われて2時間くらい接客させてもらった方がいるんですが、その方が2年ぶりくらいに来店してくださり、私のことを覚えていただいていて、「あの時、接客してくれた人ですよね」って声をかけてくださったことはとても印象に残っています。

接客って、人と人との出会いでもあるので、できるだけ気持ちよくお買い物していただいて、「次も」と思っていただくにはどうしたらいいか、いつも考えていました。

- 大変なこともあったのでは?

大きな店舗だからこそクレームが多かったり、辛いことも多かったですね。

でも大企業だったので同期も多くて、お互いに励ましあいながら仕事ができたのはすごく良かったです。

それから面接のときに感じたように、人を大切にしてくれる会社だったので、半年ごとの面談ではマネージャーがとても親身になって話を聞いてくだって。広報の仕事がしたいっていう夢もすごく応援してくださいました。

ただ、本部に入って広報を担当するのは、公募制でいろいろな条件があって難しかったんです。

このまま店舗での販売業務を続けていると、ご来店された方としか接することができないですし、もっとこうしたいという思いがあっても販売の中でしか実現できません。

私が広報を目指していたのは、もっと多くの方に発信したいという思いからだったので、そこの難しさともどかしさみたいなものがあって、3年目に転職を決意しました。

広告業界の厳しさを知る

- 2社目は、どんな会社でしたか?

友達が人材会社で働いていたので手伝ってもらい、転職活動をしました。

いろいろな職種の求人を見ていたんですが、やはり販促や広報に携わりたいなと思って、分譲マンションを中心にチラシの制作やポスティングを行っている会社に入社しました。

二次代理店ではあったんですが、ターゲットに直接配布する独自の印刷媒体を持っていたので、代理店からの仕事だけではなく、不動産会社との直接取引も多い会社でした。

その会社では、入社初日から打ち合わせに同行したのですが、聞きなれない言葉が多すぎて呆然としました。

不動産のことも分からなければ広告のことも未知だったので…

メモを取ろうにも分からないことが多すぎて、もはや何をメモしたらいいの?っていうぐらいでしたね(笑)

数か月くらいしてテレアポをしたり、飛び込み営業も始めたころに、コロナが流行りだして1か月くらい休業になりました。

大手の不動産会社がストップしたのでそれに合わせてだったんですが、その間に上司が退職したこともあり、休業が明けた後はクライアントを引継ぎいだりでバタバタでした。

人数も少ない会社だったので、「とりあえず頑張って!分からないことあったら聞いて!」と言われて毎日半泣きで仕事をしていましたね。

- 初めて担当した営業という職種はどうでしたか?

不動産業界あるあるかもしれませんが、代理店や不動産会社から電話で修正を指示されることが多々ありました。

最初は指示内容が理解できないことも多くて、とりあえず言われたことをメモして電話が終わった後に上司に聞いたりしてましたね。

あとはどうやったらクライアント様の要望に応えられるか分からなくて、社内にデザイナーさんがいたので、よく横に付きっ切りで相談していました。

今になって考えると、横でずっといろいろ言われるの嫌だっただろうなって思います(笑)

最初の頃は引き継いだ仕事を進めるのに一杯一杯で全然余裕がなくて…

それでもクライアント様にも一生懸命やっていることは伝わったのか、「これやったことある?こういうのなんだけど、やってくれないかな?」って依頼してくださる方もいらっしゃって、ありがたかったですね。

提案に行ったときには「プレゼン、うまくなったね~」って褒められたこともありました。

会社としては担当が誰であれ、仕事を依頼していただければということなのでしょうが、営業としてはやっぱり、田中さんだから。って依頼してもらえるのはありがたいですし、嬉しいですよね。営業の醍醐味というか。

あとやっぱり、一生懸命考えたり、何度も打ち合わせをしたりした結果、出来上がった見本が手元に届いた時は嬉しかったですね。

大学の時にも感じましたが、考えたものがカタチになる嬉しさはいつでも変わらないなって。

憧れの女性社員がいる会社へ

- そこから転職活動に至った理由は?

とにかくがむしゃらに2年くらい働いたんですが、小さな会社だったので、社用携帯やノートパソコンが支給されなかったり、勤怠管理がされていなかったり…

小規模の広告代理店にはよくあることだと思うんですけど、夜も遅かったり、土日に連絡がきたり…

それから何より、クライアント様に営業していると、「もうお客さんはWebしか見ていないから紙はやりません」っていう声が増えてきて、これからのことを考えるとWebの勉強をしなければと思って転職を決意しました。

でも、人数の少ない会社だったので、すぐには辞めることができなくて…私の後に2人入社していたので、半年くらいかけてしっかり引継ぎしてから退職しました。

- アコーダーに決めたポイントは何ですか?

前職を退職してから4ヶ月くらいバイトをしながら転職活動をしていました。

何社か受けたんですが、アコーダーはグラフィックはもちろん、私が希望していたWebにも携われますし、クライアント様の業種の幅も広くて良いなと。

また、コロナ禍でオンライン面接だけの会社が多かった中、対面の面接で会社の雰囲気も伝わりました。

何より座談会でお話した女性の社員の方の雰囲気がすごく良くて。知的で爽やかで、しかも受け答えは柔らかで。この方と一緒に働いてみたいなって思ったんです。

他にも制作会社には珍しく等級制度があったり、残業申請があったりと、組織としてしっかりしていて、安心感があるなと思ったこともポイントになって入社を決めました。

モノづくりの大きな喜びを求めて

- 現在、担当している業務について教えてください。

今はクライアントリレーション部に所属しています。

対外的には営業と言ったりもしてるんですが、いわゆる営業というよりは会社としての窓口対応や進行管理がメインです。

もちろん売上の管理もするんですが、テレアポをしたり飛び込み営業みたいなことはしていないです。

代理店と制作会社の違いはあっても、同じ業界ではありますし、業務面はある程度似ていることも多いのかなと思って入社したんですが、けっこう違うことが多くて最初は戸惑いました。

前職ではディレクターというポジションの方がいなかったので、見積書に記載する企画/ディレクション費という項目があるという考え方が私の中にはなかったですし、アートディレクターやデザイナーが打ち合わせに同席するというのもかなり稀でした。

あと不動産はかなり短納期のものが多かったんですが、アコーダーが制作しているコーポレートサイトや会社案内などの案件は3ヶ月以上しっかりと時間をかけて作成をするものが多いので、案件やクライアントとの関わり方が全然違うなと感じました。

- 前職とアコーダーの違いは何ですか?

前職で担当していた不動産業界では、販売するマンションの地域や価格帯でターゲットが明確に決まっていました。

アコーダーの担当する仕事の中でも、もちろん明確にご要望を伝えてくださるクライアント様もいらっしゃいますが、「何から手をつけたら良いか分からなくて…そこから相談に乗ってください」というお問い合わせも多いように思います。

アコーダーの姿勢として、「案件単位ではなく顧客単位で」仕事を捉え、「長期的なクリエイティブパートナー」を目指す、という意識があります。

例えば、コーポレートサイトの仕事を依頼されたとしても、そのクライアントのためになると考えたら、ブランディングをはじめ様々なご提案をしますし、そうすることで何か困ったときにお声がけいただける長いお付き合いのビジネスパートナーを志向しましょう、というものです。

そのため案件を進めるときはチームで進めますし、打ち合わせ時にはアートディレクターやデザイナーが同席し、しっかりお話を聞いた上でご提案しています。

打ち合わせをさせていただく方も、広報の方や経営層の方が多いので、こういったアコーダーの理念や想いをご評価いただけているのかなと思います。

私自身も打ち合わせに出るときに隣にクリエイターの方がいると、その場でクリエイティブの領域についても意見を交わせすことができるので、とても勉強になっていますし、心強いなといつも思っています。

- 入社後、印象に残っている仕事はありますか?

東京・大阪にある医療・介護・福祉事業を行っている会社のグループサイト・採用サイト・サービスサイトの3サイトを制作させていただいたお仕事です。

5つの会社がグループになったため、グループサイトとしてひとつのサイトにまとめたい、そしてそのグループ会社の採用サイトと、サービスを紹介する独立サイトを作りたいというご要望でした。

一番最初に打ち合わせに同席したのは入社2ヶ月目の頃だったと思います。

Webに携わりたいと面接で伝えていたいこともあり、入社後はWebのお仕事に同席させてもらうことが多かったんですが、いきなりこんなに大きな規模のお仕事に携わることになるなんて…と驚きと不安の気持ちでいっぱいでした。

- 田中さんが担当したのは?

グループサイトと採用サイトはサポートメンバーとして、そしてサービスサイトはメイン担当として進めさせていただくことになりました。

メインといってももちろん皆さんのサポートを受けながらですけどね。

3サイト同時にという規模の大きさ、それぞれのサイトの見せ方の違い、技術面でもこんなことまでできるんだということを含めて何から何まで勉強になりました。

特にワードプレスの更新マニュアルを自分で作成したこともあって、それまでもワードプレスに触る機会はもちろんあったんですが、初めて触る方でも分かるように作成することで、より自分自身の理解が深まりましたね。

あと、クライアント様からのいろいろなご要望をどうやったら実現できるのか、Webのデザインチームもコーディングチームもみんなで意見を出し合い、考えて、まさにアコーダーの経営方針にもある、「私たちは、アコーダースタンダードに基づき、『専門性×チームワーク×全社営業』でお客様と伴走します」を体現しているなと感じました。

そして何より、たくさんの時間をかけて、いろいろな人のこだわりを詰め込んで作ったWebサイトが、公開されるということは、これまでに味わったことのない大きな喜びでしたね。

- 今後の目標を教えてください。

アコーダーでは毎年7月に、経営方針書を使いながら会社の経営について考えるという研修があります。

そもそも制作会社に経営方針書があるのも珍しいんですが、社歴に関係なくみんなで会社について考える時間があるってすごいことですよね。

今年は研修後にチームごとに集まって意見を出し合い、会社を良くするための具体的な提案をしようということになり、社長の前で発表する機会がありました。

発表で終わるのではなく、メンバーを再編してプロジェクト化し、実現に向けて動くことになっています。

こうやって会社について考えることってなかなかなくて、しかも年次問わずにいろいろな意見を出し合える環境ってすごく良いなと思いました。

今後はこういう会社の運営や組織について、意見を発表する機会を増やしていきたいですし、制作会社の営業として、また若手社員としての目線でもっと会社についても考えていきたいですね。

あとは、グラフィックやWebだけでなく、今年から映像制作部も新設されたため、映像関係の知識も身に付けてマルチに対応できるようになりたいです。

こうやってインタビューをきっかけに、学生時代から振り返ってみると、私のやりたいことって結局、大学2回生の時にプレゼミで経験したことから変わっていない気がします。

チームで作ったものがたくさんの人に目に触れることで、発信する喜びを感じたいということ。

そこから感動が生まれたり、新しい出会いが生まれたり、誰かの役に立ったりするのを大切にしたいということ。

私が一貫して考えているのは、そういうことだと思います。

今後もアコーダーで働きながら、この気持ちを育てて、深めていければいいなと思っています。

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