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September 6, 2024
  • クライアント対談

クロストークプロジェクト 「株式会社サンセイテクノス採用サイト」

株式会社サンセイテクノス様(写真左より)
松尾 徳洋様(総務部課長)
山本 倫子様(総務部人事課主任)
宮本 英征様(執行役員総務部長)  

アコーダー株式会社
西川 雄太(クライアントリレーション部 係長) 
有坂 慧(制作部WEB制作課 主任|アートディレクター)

クロストークプロジェクトとは

大阪のブランディング・デザイン会社のアコーダー。クリエイティブエージェンシーとして、様々な企業の販促・広報物の制作、ブランディングなどを手掛ける中で、お客様にご満足いただき、社内でも評価の高かった選りすぐりの仕事をピックアップ。クライアント様とアコーダーのスタッフが集い、その成果を振り返り、今後のビジョンを語り合います。

クライアント:株式会社サンセイテクノス
スコープ:採用サイト
エリア:大阪
サイトURL:https://www.sanseitechnos.co.jp/recruit/index.html

FA(ファクトリー・オートメーション)業界の独立系商社として確かなポジションを築いておられるサンセイテクノス。採用コンセプトとメインビジュアルはワークショップでお客様と共に方向性を考えることで、「サンセイテクノスらしさ」をお客様目線でも表現。トップ対談やクロストークなど、社員の声を伝えるコンテンツも多く設けました。


―― 企業が求職者を選ぶ時代」から、「求職者に企業が選ばれる時代」へ。今、採用活動の現場では、欲しい人材がなかなか集まらないという悩みを抱える企業が増えています。 そんな中で、FA(ファクトリー・オートメーション)業界の独立系商社として確かなポジションを築いておられるサンセイテクノス様より、採用サイト制作のお声がけがありました。しかも、社内プロジェクト化を予定しているので、その運営のサポートも含めてお願いしたいとのこと。アコーダーとしても数年前より「採用ブランディング」を意識した仕事をしているので、その実績やノウハウを活かすことができます。司会はアコーダーのプランナー、ライターである馬場が担当。クロストークは、和やかな雰囲気の中で始まりました。

アコーダーを知ったきっかけとご発注いただいた経緯は?

―― アコーダーをどのようにして知ることになられたのか、また採用していただいた決め手を教えてください。

サンセイテクノス・アコーダー対談風景
山本 倫子様(総務部人事課主任)

山本:就活生を対象とした採用サイトを作るために、制作会社さんにお願いすることになりまして、ネットでギャラリーサイトをたくさん見始めました。選ぶ基準は、デザイン力があることと、頻繁にやり取りしやすい、関西の会社であること。その中で、「アコーダー」っていう名前がよく出てくるなと思っておりまして‥。会社のホームページを見にいくと、真っ先に「大阪のデザイン会社」と書いてあったので、「おぉ!」と何かがつながった気がしました。

―― ギャラリーサイトやネット検索で会社を探されたということですが、実際には何社くらいピックアップされましたか。

山本:問い合わせたのは5社、カンパニープレゼンをしていただいたのは3社ですね。そのうち1社はデザイン系のベンチャー企業のような会社で創業してから数年ということでした。

西川 雄太(クライアントリレーション部 係長) 

西川:採用を得意とする代理店を含めて、こういう時によく競合になる会社を想像していたんですが、ちょっと違いましたね。

山本:採用に関する制作実績は欲しかったんですが、それだけではなくていずれはコーポレートサイトもリニューアルしたいという思いもあって、トータルに担当していただける会社さんにお願いしたいというのも、選ぶ際の基準としてありました。

―― 光栄なことに、アコーダーの企業理念に共感していただきました。

山本:当社も経営理念を大切にしているので、そういうところをスッと理解していただける会社さんがありがたいなと思っていました。アコーダーさんは、ホームページを見せていただいた時に「感謝」と書かれていたり、「当たり前のことを当たり前に行う」という理念を持たれていることを知って、当社と似てるなあと感じました。また、最初にお話をした時に、自社のことを自信を持って語られていたので、そこもいい印象を持ちました。私たちも日頃から自社のことをちゃんと話せることが大事と言われているので、そういう点で、すごく共感できるところがありましたね。

―― 宮本部長、松尾課長も、その後にアコーダーと面談されて決められたという流れですか。

松尾 徳洋様(総務部課長)

松尾:採用に関しては今日この場に参加している当社の3人の中で山本が一番現場に携わっているので、今回、新卒の就活生を対象にした採用サイトを作るというときに、何をどのように訴求するのかといった大事な部分は山本の感性をベースにしようということは決めていました。
そこをベースに山本からアコーダーさんのことを聞かせてもらったので、違和感を持つことはなかったですね。最初にホームページで見た時もそうですし、実際に初めて面談をさせてもらった時も、すごく似ている雰囲気の会社だなと思ったのを覚えています。

株式会社サンセイテクノスCROSSTALK PROJECT対談イメージ
宮本 英征様(執行役員総務部長) 

宮本:私も山本の感性を信じようと思っていました。今回のプロジェクトの前に採用動画を作ったんですが、その時もクリエイターの方に、こういう方向性で、こういう演出でということで指示を出して進めてくれて、非常に頼もしく感じていました。ですので、採用広報に関しては彼女に一任しようと思っていました。

西川:アコーダーのホームページをご覧になって感じられたことと、私たちが面談でカンパニープレゼンをさせてもらって、お感じになった印象にギャップはありませんでしたか。

宮本:そこに差はありませんでしたね。カンパニープレゼンを受けた時に、率直に波長が合うなと思いましたし、西川さん、有坂さんのお人柄にも惹かれました。それから創業以来90年近くにわたる会社の歴史ですよね。創業当初は別の事業をやられていて、そこからイノベーションを経て、今の事業に特化して展開されていることが、興味深かったです。会社の理念は脈々と受け継ぎながら、今の世の中に合ったものを提供されているという点ですね。

―― なるほど。社歴は依頼する会社の、信頼を測る基準の一つになりますか?

宮本:受け取る方の年齢にもよるんでしょうけれど、私の年代からすると、ぽっと出じゃなくて、社歴の長い方が一緒にタッグを組んで長くやれそうな気がしますね。

採用サイト制作にあたり社内プロジェクトを立ち上げた理由

―― 採用サイトをリニューアルするにあたって、社内プロジェクトを立ち上げようと思われた理由をお聞きかせください。

山本:新卒で当社に入ってこられる方というのは、これからの会社を動かす人たちです。ですから、彼らと年齢も近くて、実際に当社のこれからを担っていくメンバーに携わってほしいと思いました。自主的に参加したい人を募る公募制にしたのも、今回が初めてでした。

宮本:公募制というアイデアは、このプランニングの早い段階からありましたね。私たち3人の意見をまとめて提案して、最終的には社長が決裁しました。

―― 公募制というアイデアを取り入れる目的としては、インナーブランディングの意味合いもあったのでしょうか。

宮本:公募制の真意の中には、このプロジェクトを通じて、若い社員にも当社の経営や将来について自分事として考えてほしい、というインナーブランディングの意味合いはありました。それから、当社は借り物を嫌うというか、社内研修一つを取っても外部の研修会社に全て委託するという方法を取らない企業文化があります。そんなところも、採用サイトを公募制の社内プロジェクトで進めるというところに繋がっていると思います。

―― 今回の採用サイト社内プロジェクトを通じて、どのような効果を期待されていましたか。

宮本:そうですね。社員の中に普段は埋もれているものを、アコーダーさんという外部の力を借りて引き出していただく、というイメージですね。教えてもらうというのではなく、引き出してもらうことで、社員のやりがいや意識が高まってほしいという狙いはありました。

山本:当社のこれまでのプロジェクトは、経営層が決めたメンバーが参加するという形を取っていました。ですから今回のように、社員の自主性を育てるという意味で、自分から手を挙げてもらうという試みは意義が深かったですし、社内の注目度も高かったですね。

プロジェクトの進行全般についてのご感想は?

―― プロジェクトの進行全般についてお感じになったことを教えてください。

山本:本当に安心してお任せできました。先ほど宮本も申したように、ワークショップや社員同士の対談を通じて、当社の良さを引き出してもらったなと、感じています。社員たちも、普段の仕事とは全く違うことなので、改めて会社の強みや将来について、考えるきっかけになったと言ってくれました。プロジェクトが進行する中で、話しやすい、参加しやすい雰囲気をつくっていただいたなというのはあります。

西川:そこは、私たちもかなり気を遣った部分でした。自由闊達なワークショップができるかな?皆さんに色々意見を出してもらえるかな?という不安は直前までありました。ですので、実際に始まった時に、とても自由に意見を出していただいて、活発な議論をされているのを見たときは、すごく嬉しくなりましたし、準備したことが実ったという感覚がありました。

松尾:私は技術部グループのワークショップに参加しましたが、普段アウトプットがあまり得意でない人や、常に前に出るというタイプでないメンバーも参加していました。そういう社員たちの新しい面を見ることができたり、普段から熱い思いを持って働いているんだなと気づかされたりしました。本人たちも、これを機会に自信が持てたとか、一緒に対談に参加したメンバーとはその後のコミュニケーションがより良好になったと聞いています。プロジェクトが進んでいく中で、我々もこの取り組みの効果や意義に気付かされた感じがしますね。

ワークショップ1Dayの様子

―― ワークショップの段階で採用サイトの大きなテーマが「共創」と決まっていたことで、その後の対談企画やインタビューの対象となった皆さんが話される内容を事前に考えてこられていたのが、より深い意見が出ることにつながったと感じました。総務部の中で「共創」というテーマを参加される方に浸透させることにご苦労されたということはありませんでしたか。

宮本:逆にご苦労なさったのだろうなと感じました。全ての対談やインタビューに参加はしていませんけど、馬場さん(司会者)のご苦労なさっているのが伝わってきました。

有坂:社員の皆様が、それぞれの意見を尊重し合って、お互いにいいところを引き出そうとしていたのが印象的でした。特にワークショップでは、あれだけたくさんの方が集まると、発言できない人が出てくるのが普通なんですが、そういうところがありませんでした。皆さんが自由に意見を言える雰囲気が根付いているなと感じました。

有坂 慧(制作部WEB制作課 主任|アートディレクター

西川:先ほど申し上げたように、ワークショップを実施する前は、不安もあったんですよ。当初は、総務部の方とプラス数名の方に参加していただいてミーティング形式でやっていきましょう、というプランでした。その後、メンバーを公募されたらかなりの数の方が手を挙げられたということを聞きまして、ワークショップ形式にしましょうとご提案しました。とはいうものの、まとめていけるのだろうかという怖さはありました。だからこそ、これまでのノウハウと知恵を総動員して準備しました。

ワークショップ2Dayの様子

―― ワークショップの進め方については、最初に皆さんの日頃考えていることをヒアリングさせてもらって、ご意見を整理させていただきました。その後、フレームワークを使いながら採用サイト全体のコンセプトを議論させていただき、それを元にビジュアルをご提案。さらに詰めていくという方法を取りました。このやり方について違和感とか、やりにくいといったことはなかったですか。

山本:1回目のワークショップがあって、2回目にデザインを持ってきていただくということで、参加者はみんな楽しみで。作っていただいたデザイン案も、「すごいなー」と思っていました。徐々に出来上がっていく、そこに参加しているという実感を楽しんだ、という感じでした。

―― 山本さんは当初、採用サイトのメインビジュアルをグラフィック主体にすることに想いがあったと思うんですが、その辺りはいかがでしたか。

山本:そうですね。でも皆んなで議論を重ねた上で、最終的に出来上がった、写真とグラフィックを上手くミックスしたビジュアルを見ると、当社らしいな、良かったなと思います。

ワークショップ2Dayの様子

―― 撮影や対談においてもメンバーが同じだったことで、安心感を持っていただいたということですが。

山本:やはり、ワークショップを通じて当社のことを深く理解していただいたアコーダーさんに制作していただいているということに、すごく安心感がありました。他社さんだと営業的な窓口の方と実際に制作していただく方が違うということもよくあるので、毎回同じメンバーの方が取材や撮影の立ち会いに居ていただくということに安心感がありましたね。

西川:私たちの特長の一つとして、案件ごとに営業と制作が1つのチームになって担当させていただくという点があります。仕事に対して強い責任感を持って携わることになるので、お客様にも高く評価していただいています。

ワークショップ2Dayの様子

完成した採用サイトに対して、就活生からの意見は?

サンセイテクノス採用サイトトップページデザイン

―― 完成した採用サイトについて、就活生の方の反応はいかがでしょうか。

山本:デザイン面で同業他社と比べて、「すごくかっこいいですね」と言っていただいいていますし、それぞれの対談やインタビューを読み進めるのはかなり大変だと思うんですけど、そこで、当社の伝えたいこと、理念、企業としての文化などがかなり出せていると思うので、私たちが欲しいな、と思う学生さんが増えたのは大きな成果ですね。

―― 当初、サンセイテクノスさんは、独立系商社として非常に個性的でいい企業なんだけれども、社内の若い世代にはもうちょっと野心を持って欲しい、ということをおっしゃっていました。だから、新卒で入られる方は、意識の高い前向きな方に来ていただきたいと。

サンセイテクノス採用サイト下層ページデザイン

山本:そこは今回の新しいWebサイトを見て、読んでもらうと、自分たちでどんどん積極的に行動しないといけないということを強調して表現しているので、理解してもらえるのかなと思います。受け身の方にはちょっとこの会社は厳しそうだなと思われて、受けに来ないみたいなことはあると思うんですが、それで問題ないというか。今までだと「商社 関西」という条件だけで検索して来ている人が多かった印象なのが、今回の採用活動では、ちゃんと当社のことを理解した上で、この会社は自分に合うからと思って来てくれているんだろうな、ということは感じています。

西川:そこが本当に嬉しいですね。私たちが当初からお話ししていたのは、「サンセイテクノスさんにマッチする応募者を増やしましょう」ということでした。極端に言えば、合わない方は応募してこなくていい。それだけ方向性のはっきりした採用サイトにしませんか、というご提案でした。それを実現するためのワークショップだったと思いますし、御社内のアンケート結果などを見せていただくと、皆さんも同じ方向を向いていたことがわかりましたので、嬉しいですね。

山本:ですから、早期化の影響もあると思いますが、実は応募の総数としては若干減ったというのがあります。ただ、私たちが望んでいた人材の応募が増えて通過率が上がったので、有り難いことですね。

―― 制作の途中で、そうなる可能性について山本さんに確認させていただいたら、明確に「それでいいんです」とおっしゃっていただいて、それはとても心強かったですね。

宮本:それについては、松尾課長が「0次選考理論」と名付けていましたよね。

松尾:私たちは、母集団の数が多ければいいというわけではなく、当社が欲しい、必要と思う学生さんに来てほしいんですよ。当社の大きな課題は、これまでそういう学生さんを十分に集めきれなかったことなので、今回の採用活動では、リニューアルした採用サイトに共感を感じられる学生さんに来てもらいたい。それはつまり、私たちがリアルに選考する前に既に選考しているということになるので「0次選考理論」と名付けました。
この辺りをもっと具体的にお話しますと、例えば今回の採用活動では学生時代にスポーツに打ち込んできましたという学生さんに、明らかに去年よりタッチするケースが多いなと感じています。ただし、ちょっと表現が難しいですが、バリバリの体育会系というよりは、当社の社風に合うような、ちょうどいい塩梅の学生さんが来ていて、学生さんと私たちがお互いに、これくらいの頃合いがいいんだよね、っていうところでうまく着地できている気がします。

有坂:デザインやコピーについてもその辺りのバランスが難しいところでした。攻め過ぎてもダメだし、守り過ぎると変わり映えのしないものになりますし。その辺りはワークショップに参加されていた社員の方もおっしゃっていたので、かなり意識しました。

サンセイテクノス採用サイトメインビジュアル

松尾:まさにそこですね。そこが当社全体の課題でもあるので。もう少し自分を出して前に行ってもらうというような社員の雰囲気を若手から醸成していって、少しずつ変えていきたいと話していたので、今回はその辺りがうまくいったなと感じています。

宮本:当社の実態とか実像を可能な限り正確に表現できているサイトになっているなと思いますね。今回は、メインビジュアルとキャッチコピーについても、社員の話を十分に聞いて引き出してもらっているので、参加した皆んなが自分事として捉えていましたし、インタビューや対談も、社員一人ひとりの日頃考えていることが上手く表現されていると思いますね。

西川:2チームに分かれて、議論していただきましたが、両チームから今回のテーマである「共創」という意味合いの言葉が出てきました。やはり御社の社風というか文化として根付いているなと感じましたね。

宮本:外に向かって、知らない方に当社のことを表現する場合、どうしても若干のデフォルメみたいなことがあるじゃないですか。読み返してみて、その辺のお化粧具合が厚化粧じゃないんですよね。非常にいい塩梅に落ち着いたなと感じています。

有坂:クライアント様がデザインを見てどういった会話をされるかは見えない部分です。今回はこの案のここがいいよねとか、ここが微妙だよねというような、途中の皆さんのご意見や思考回路まで知ることができたので、絶妙のラインに落とし込めたのかなと思います。

西川:また、みんないい方なんですよね。皆さんの人柄に助けられたというのは、すごくあります。ワークショップもそうですし、撮影はにこやかな表情が自然と撮れましたし、取材ではいいお話がたくさん聞けました。

有坂:例えば撮影の時に、初めは緊張されて表情が硬いということが多いんです。そういう時は、大抵私たちがやりやすい雰囲気を作っていくんですが、今回はどの撮影でも、サンセイさんの社員の方のどなたかが率先して、和やかな雰囲気を作ってくれました。

宮本:それは、お互い様じゃないですかね。私は今回のような制作の現場に関わることがなくてアコーダーさんしか知らないので、いい雰囲気で撮影や取材をやっていただくのが普通になっていますが、多分他社さんでは、ここまでじゃなかったんでしょうね。それこそ、今回の採用サイトのテーマである「共創」を、制作の現場でも感じることができました。

アコーダーに、これからできることは?

―― 私たちのコンセプトは「長期的にお客様に寄り添い、潜在的な価値を引き出すクリエイティブパートナー」なのですが、今後サンセイテクノスさんと長期的な関係を築くためには、何が必要で、私たちにできることは何でしょうか。

宮本:先日、当社の社長もお話ししたと思いますが、アコーダーさんに制作していただいた採用サイトと、現在のコーポレートサイトのギャップが激しいですねと。(笑)デザイン面でもそうですし、採用サイトはコーポレートと違ってスマホでもサクサク見ることができますし。
実は当社の経営陣も、「もっとWebサイトを大切にしなさい」と常々言っているんです。ですから、そのギャップを埋めるためにも、まずコーポレートサイトのリニューアルはお願いしたいと思っています。それから、営業部の外回り用のパンフレットをどうするか、ということも課題です。今後も、検討事項はまだまだあります。いずれにしろ、今回のプロジェクトで当社のことを深く知っていただきましたので、その中で培った「信頼関係」が一番大切で、そこをベースに色々とお願いできればと思います。

西川:今、お話しいただいたコーポレートサイトであったり、私たちの得意分野でもあるCIデザインについても提案させていただけたら有り難いです。共創するパートナーとして、これからもいい関係を築いていけたらいいなと、切に願っています。

―― 最後の質問になります。アコーダーのようなクリエイティブエージェンシーに対して、今後期待されている機能や役割を教えていただけますか。コンサルティング、クリエイティブ、ブランディングなどのキーワードを使ってお願いいたします。

松尾:当社は所謂コンサルティングという部分は、あまり好まないんですよね。「課題がありますよね!」「コンサルさせてください!」という感じでアプローチされると、自然とシャッターを下ろしてしまうと言いますか。当社のようなオーナー系企業は、確固たる芯がありますので、そこは自分たちでやります、という感じなんです。それよりも当社がこれまでやってきたことや、その確固たる芯の部分をしっかり表現してくれる、というのがありがたいですね。そういう意味ではクリエイティブということになりますかね。今回は当社経営陣からも、「非常にいいものができている」と評価をいただき、良かったなあと思っています。そして、今後もコーポレートサイト、販促ツールと範囲を広げていっていただきたいと思っています。ですから、非常にいいご縁をいただいたなと。

―― ありがとうございます。宮本部長はいかがですか。

宮本:最初に戻りますけれど、今回の採用サイトの成功は、引き出していただいたということに尽きると思います。当社が持っていて、自分たちでは、どうしても引き出せなかったものをビジュアルや対談、インタビューで引き出してもらった。それが、クリエイティブということなんじゃないかと。そして、その結果が、ブランディングにつながるんじゃないかと思いますね。

―― 山本さん、どうでしょう。

山本:そうですね。私たちにとっては、会社としての理念や企業文化を、自分たちが中心になって表現しないといけないというプレッシャーの中で、寄り添っていただいたというのはありがたかったですね。それでクリエイターという専門家の立場で、私たちの要望を紐解いて、採用サイトという形にしていただきましたので、とても満足しています。

宮本:実は、近日中に会社方針発表会がありまして、最初の10分間で採用サイトに関する社内プロジェクトのメイキング映像を放映することが決まっています。

山本:会社方針発表会で披露するお話が来たときに、今回のプロジェクトは単に採用サイトを制作物として紹介するだけでは、その意義を表現しきれないと思ったんです。プロセスが重要と感じたので、ワークショップでアコーダーさんに撮影していただいた写真や、参加したメンバーの声も交えながら、進行過程をギュッとまとめた内容にしてもらいました。

西川:私たちも、参加させてもらいたいというか、見せていただきたいですね!

―― 経営方針や経営計画を報告する重要な場ですよね。光栄です。

山本:私たちにとっても、会社にとっても初めてのことだったので、全社に知ってもらうためのいい報告になると思います。

西川:そういう会社として重要な取り組みに参加させていただいて、本当に嬉しいですね。

―― 皆様、今日はお忙しいところ長時間にわたってありがとうございました

アコーダー・サンセイテクノス採用サイトプロジェクト対談-集合写真


クライアント:株式会社サンセイテクノス
スコープ:採用サイト
エリア:大阪
サイトURL:https://www.sanseitechnos.co.jp/recruit/index.html

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